姫路に住む祖母のお葬式で考えさせられたこととは。

祖母が亡くなったと聞いたのは、丁度阪神大震災から2年がたった頃だった。
神戸に住んでいた祖母が、震災で家を失い、田舎の姫路に引っ越していたのだ。
その姫路の自宅で、息を引き取ったらしい。
その知らせは、父親が私の職場に電話してきた初めて知った。
仕事を早退し、車で一人姫路に向かったのである。
周りに親戚はいるが、それもごく数人であり、祖母の葬式には参列者が少なかった。
友人は神戸にいたのだが、みんな年老いており神戸から1時間かかる姫路までは行けないとの事だった。

車が渋滞していたのもあり、祖母に会えたのは、父の電話から2時間もたっていた。
久しぶりに見る顔に「なかなか会いにこれなくてゴメン」と心の中で謝った。
祖母には孫が5人いた。
自分で言うのもなんだが、私は孫の中では1番可愛がられた方である。
そんな祖母の最後を見とれなかったのが悔やまれる。
葬式は淡々と進行していった。
周りのスタッフがとても段取りよく、スムーズに行ったのを父親は最後まで感謝していた。
まずはそんなスタッフに感謝したい。
そして、事前に祖母が用意していたエンディングノートのおかげで
最高のお葬式ができたことに間違いない。

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